こんにちは。千葉です!
カラダの専門家であれば「根本的に~」「本質は~」これらは大好きでついつい引き込まれるような言葉ですよね。
当然それを追い求めていくことは大切です。
むしろそのような姿勢がクライアントや患者からの信頼につながる要素のひとつ。真面目さ、誠実さが伝わります。
また説明を求められたときに納得していただくための土台です。
ただ同業側からみるとしばしば理論武装としてそれらを扱っていると感じることがあります。
「こういわれてるから正しいに決まってるんだ」
「最新の論文でいわれてるからこれは間違いない」
といった具合です。
これにはなんだか心配になります。
本質・根本は心身のなかにある
在宅医療現場にいること。
養生やきほんの呼吸®を大切にしていること。
この数年の社会・医学界のいろいろ。
これらを経験していくうちに、個々の心身の内側に本質や根本があるという確信に近づいてきました。
理論的には正しいとされていてもすべての患者さんに同じ結果が出ることはありません。
つまりこの場合、受けて側の心身の要因に影響されるということです。
理論や論文は”絶対”ではない
ここ数年、重症化予防や感染予防なんて言葉がTVを席巻していました。
「重症化・感染予防効果があります」
「有効率99%」
「後遺症・副反応は稀」
現実はどうでしょう?
確率論はさらに検証しなくては分かりませんが、その他はその通りとはいかなかったですよね。
ここで言いたいのは正しいかは後になってみないとわからない。
重箱のすみをつついてもそこに答えはないということです。
そもそも理論・論文は見直されたり、残らないものが99%以上。
そこ(心身の外)に今、未来におこる本質や根本はありません。
常に後出しジャンケンです。
先に完璧なものを論ずることはできないし、個々人で結果は異なるのです。
本質・根本は人それぞれ
十人十色、人生いろいろですから、ひとそれぞれ大切にしていることやモノの見方は当然違いますよね。
ひとは見たいものをみますし、思考のかたよりがあります。
そのときの気分、体調でも変わるときがあります。
「金じゃねえ」と言っていた方が「やっぱり金だ」と変わったりもしますよね(笑)
つまり“違う”し“変わる”んです。
まとめ
あらためて、本質や根本は各々が心身のなかで作り上げていくものだと考えています。
だからこそ私はカラダのなかで最もおこなう“呼吸”を大切にしているんです。
まずはカラダのなかのことを見直してみましょう。
また書きます。
千葉宣貴
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